2009年3月から開始された新試験は、特定のOfficeバージョンということではなく、Office製品の2000バージョンから2007バージョンまですべてのバージョンを網羅したVBAスキルを測定します。VBAにおいて実務で利用される機能やプログラムコードに重点を置き、”実務で使う操作や機能”重視の出題内容になっています。
「Excel VBA Standard」と「Access VBA Standard」の2科目については、プログラムコードや関数などを実際にキーボードから入力して解答する穴埋め式問題が新しく設けられました。
従来の試験に比べ、より実践力、実務経験が問われる試験に変わり、VBAの活用能力を証明するための汎用性の高い資格になっています。
- ◆Excel VBA Basic
- Excel VBAの基本文法の理解、Visual Basic Editorを使った基礎的なマクロの読解力・記述能力が判定されます。変数、セル・シート・ブックの操作や条件分岐、ループなどが含まれ択一問題、複数選択式問題より出題されます。
- ◆Excel VBA Standard
- ベーシックレベルよりも高度なマクロを記述・読解力を判定されます。プロパティ、メソッドなどのExcel VBAの基本文法の理解、配列、ファイルの操作、OLE、ユーザーフォームの利用などが含まれ、択一問題、複数選択式、穴埋め式の問題より出題されます。
- ◆Access VBA Basic
- データベースの基礎知識、Access VBAの基本文法、関数、オブジェクト操作、SQLの基礎的な理解力を判定されます。変数、配列(1次元)、条件分岐、ループやVisual Basic Editorを利用した編集やデバッグの基礎などが含まれ、択一問題、複数選択式問題より出題されます。
- ◆Access VBA Standard
- ベーシックレベルよりも高度なマクロを記述・読解力を判定されます。クラスモジュールやコンポーネントの利用、ファイル操作、ADO/DAOの利用、Visual Basic Editorの利用とエラー対処などが択一問題、複数選択式問題、穴埋め式問題より出題されます。
新試験の概要、試験範囲についてはVBAエキスパート試験公式サイトをご覧ください
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