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Excel(エクセル)で大量のデータを扱う際、「この値と同じ値を探したい」「重複しているセルだけを抽出したい」といったシーンに直面することは多いのではないでしょうか。業務でデータの整理や照合を行う際は、素早くかつ正確に一致するデータを見つけることが求められます。

今回は、エクセルで同じ値を探したいときや重複するデータを抽出したいときに使える関数や機能を紹介します。COUNTIF関数やVLOOKUP関数、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせる方法などを解説するので、ぜひ業務の参考にしてください。

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エクセル(Excel)で同じ値を探すことはできる?

データ入力ミスの発見や重複データの整理など、エクセルで同じ値や重複する値を検索したいシーンは珍しくありませんが、目視で値を探すのは大きな手間がかかります。

そこで便利なのが、条件付き書式やフィルターなどの標準機能のほか、さまざまなエクセル関数の利用です。目的に合わせて適切な探し方を選び、作業を効率化しましょう。

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エクセルで重複しているデータを探す方法

エクセルで重複データを探す方法は複数存在します。用途や状況に応じて、適切な方法を選びましょう。

条件付き書式を使う

条件付き書式は、セルの値に応じて自動的に文字色や背景色を変更できる機能です。あらかじめ設定しておくことで、重複しているデータを自動で炙り出すことができます。

条件付き書式が適したシーン

条件付き書式は、顧客名簿や商品リストの中から重複データを素早く見つけたいときや、重複データを視覚的に強調したいときに便利です。また、重複データを探す以外にも、一定値以上のセルを強調したい・特定の文字列を含むセルだけ色を変えたいといった応用が可能です。

条件付き書式の設定方法

条件付き書式で重複データを強調する際は、はじめにデータを探す対象範囲を選択し、リボンの「ホーム」タブから「条件付き書式」を開いてください。続いて「セルの強調表示ルール」から「重複する値」を選択すると、重複セルに適用する色や書式を設定できます。

特定の値を指定するなど、さらに細かくカスタマイズしたい場合は、「新しいルール」から数式を使って条件を指定することも可能です。条件付き書式は関数を使用せずに利用できるため、エクセル初心者でも使いやすい機能といえます。

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フィルター機能を使う

フィルター機能は、指定した条件でデータを絞り込み、必要な情報だけを表示できる機能です。重複データを探す際は、データ一覧の中から同じ値だけを抽出することで、該当データをまとめて表示できます。

フィルター機能が適したシーン

フィルター機能は、大量の情報を扱う表の中から同じ値だけを一覧で見たいときに役立ちます。例えば、販売履歴から同じ商品名だけを抽出したり、社員名簿から重複する氏名をリストアップしたりする際に便利です。

絞り込み条件を変更すれば簡単に別データの抽出もできるため、データチェックや集計作業を効率化したい場面に向いています。

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フィルター機能の設定方法

フィルター機能を使う場合は、はじめに対象となる表全体を選択し、「データ」タブの「フィルター」ボタンを選択してください。すると列名の横にプルダウンが表示されるため、重複を確認したい列のプルダウンを開いて「検索ボックス」へ値を入力すると、その値に一致するデータのみが抽出されます。

フィルターで抽出したデータは表示上での絞り込みであり、非表示となったデータが削除されることはありません。作業後に「フィルター解除」をクリックすると、元の一覧表に戻せます。

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COUNTIF関数を使う

COUNTIF関数は、指定範囲の中で特定の値が何回出現したかを数える関数です。重複データを探す際は、出現回数が1回以上のセルを判定し、同じ値が複数あるかどうかを数値から確認します。

COUNTIF関数が適したシーン

COUNTIF関数は、重複データの数量を知りたいケースに適しています。例えば、名簿の中に同姓同名が何人いるかを調べたいときや、商品コードの重複数を正確に把握したい場合に便利です。

また、条件付き書式やフィルターと異なり、関数が返した結果を別の列に一覧で表示できるため、後から確認しやすいという利点もあります。

h4:COUNTIF関数の使い方

COUNTIF関数の基本構文は「=COUNTIF(範囲, 検索条件)」です。たとえば、A列の中からA2の値と同じものがいくつあるか調べたい場合、「=COUNTIF(A:A, A2)」と入力します。この場合、結果が2以上であれば、重複する値が存在していることになります。

結果を視覚的に判断したい場合は、条件付き書式と組み合わせることも可能です。また、結果の値を別の列に表示させることで、データ全体の重複状況を一覧で確認できます。

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MATCH関数で文字列を指定して検索する

MATCH関数は、指定した範囲の中で検索したい値が何番目にあるかを返す関数です。重複データを直接数える関数ではありませんが、特定のデータがどこに存在するかを素早く確認できます。INDEX関数を組み合わせることで、より詳細な検索も可能です。

MATCH関数が適したシーン

MATCH関数は、大量のデータの中から特定の値がどの行・列にあるか知りたいときに適しています。たとえば、商品コード一覧から特定の商品が何行目にあるかを確認したい場合や、従業員名簿から特定の氏名の位置を把握したい場合など、検索効率を高めたいときに便利です。

また、INDEX関数と組み合わせることで、検索した値に対応する情報を自動で取得することも可能です。

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MATCH関数の使い方

MATCH関数の基本構文は「=MATCH(検索値, 検索範囲, 一致の種類)」です。たとえば、A列から「東京」という値を探したい場合は「=MATCH(“東京”, A:A, 0)」と入力します。ここでの「0」は完全一致を意味しており、指定した文字列と完全に一致したセルが範囲の中で何番目にあるかを把握できます。

また、MATCH関数はINDEX関数と組み合わせることで、検索結果の位置に対応した別情報も取得可能です。たとえば「=INDEX(B:B, MATCH(“東京”, A:A, 0))」と入力すると、「東京」に対応するB列の値を取り出せます。

VLOOKUP関数を使う

VLOOKUP関数は、指定した値を基準に表の左端の列から一致する値を検索し、同じ行の別列の値を返す関数です。検索と抽出を同時に行えるのが特徴で、特定の値に対応するデータを取得する用途で広く使われています。

VLOOKUPが適したシーン

VLOOKUP関数は、特定の値と一致する行のデータをまとめて取得したいときに便利です。例えば、社員IDを入力して自動で氏名と部署を表示させたい場合や、商品コードを入力して価格と在庫数を参照したいケースなどで活用できます。

VLOOKUP関数の使い方

VLOOKUPの基本構文は「=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)」です。たとえば、A列に商品コード、B列に商品名がある表で、A2の商品名を取得したい場合は、「=VLOOKUP(A2, A:B, 2, FALSE)」と入力します。

なお、ここにおける「FALSE」は、データの完全一致検索を意味します。VLOOKUPは検索列が左端である必要がありますが、HLOOKUP関数を使えば横方向の検索も可能です。

VLOOKUP関数で別のシートから一致する値を検索する方法

VLOOKUP関数を使う際に別のシートを参照したいときは、範囲指定の前にシート名を加えましょう。たとえば「商品一覧」シートからデータを参照したい場合は、「=VLOOKUP(A2, 商品一覧!A:B, 2, FALSE)」のように記述します。この入力方法を利用すれば、データが複数のシートに跨っているときもスムーズに参照や検索を行えます。

VLOOKUP関数とIF関数を組み合わせて使う方法

VLOOKUP関数をIF関数と組み合わせると、「一致する値があればこの値を返し、なければこの値を返す」といった条件分岐が可能です。たとえば「=IF(VLOOKUP(A2, A:B, 2, FALSE)=0,“在庫なし”,“在庫あり”)」と入力すると、該当データがあるときは「在庫あり」、ないときは「在庫なし」と表示されます。

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VLOOKUP関数で部分一致を検索する方法

部分一致検索を行いたいときは、検索値にワイルドカード(*)を入力しましょう。たとえば「佐藤」を含む値を検索する場合は、「=VLOOKUP(“佐藤”, A:B, 2, FALSE)」のように指定します。

ただし、部分一致を指定した際に同じ文字列を含む複数の候補がある場合、最初に見つかった1件のみが返されることに注意が必要です。

XLOOKUP関数を使う

XLOOKUP関数は、指定した値を基準に縦・横両方の列と行から検索を行い、対応するデータを返す関数です。VLOOKUPの欠点を補う新しい関数で、検索範囲の位置に制限がなく、より柔軟にデータ検索を行えます。データの重複チェックや、データ抽出を効率化したい場合に便利です。

XLOOKUPとVLOOKUPの違い

XLOOKUP関数がVLOOKUP関数と異なる点は、検索列の位置制限がないことです。VLOOKUP関数は検索対象の列が左端にある必要がありますが、XLOOKUP関数はどの列からでも検索でき、参照先の順序に左右されません。また、部分一致や完全一致を指定できるほか、検索結果が見つからない場合に返す値を指定できるため、エラー表示を避けることも可能です。

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XLOOKUP関数の使い方

XLOOKUPの基本構文は、「=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り値範囲, 見つからない場合の値)」です。例えば、A列の社員IDに対応するB列の氏名を取得したい場合、「=XLOOKUP(A2, A:A, B:B, “なし”)」と入力します。

XLOOKUP関数はVLOOKUP関数のように列番号を指定する必要がなく、検索範囲と戻り値範囲を対応させるだけで利用できるのが特徴です。

まとめ

エクセルで同じ値を探す方法は数多く存在します。目的に応じて最適な方法を選び、日々の業務を効率化しましょう。

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ABOUT ME
中井 敬子
パソコン教室ISA講師歴20年。MOS・VBAクラウン・ Adobe認定プロフェッショナル資格を保有し、ビジネス実務からクリエイティブまで幅広い分野をサポートしています。受講生一人ひとりに合わせた、わかりやすく丁寧な授業がモットーです。
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