Excelのよく使う関数一覧|仕事で必須の関数を基本から実践までまとめて解説
Excelは日々の業務で幅広く使われる重要なツールの1つです。集計や資料作成を効率化する上で、関数をどれだけ正確に使い分けられるかは、作業時間やミスの発生率に大きく影響します。しかし「関数の種類が多く、どれを使えばよいのか分からない」と感じることもあるでしょう。
この記事では、よく使う関数を目的別に整理し、実務のシーンを想定しながら作業手順について解説していきます。
【基本編】よく使うExcel関数6選
集計や確認、数値整理といった作業は多くの業務で共通して使われる関数です。操作自体は難しくなく、手順さえ覚えればすぐに普段の業務で生かせます。ここでは、基本的なExcel関数について解説します。
SUM関数|範囲の合計を一瞬で求める
SUM(サム)関数は、複数のセルに入力された数値をまとめて合計する関数です。まず合計したい数値が入っているセルを全てマウスで選択します。次に画面上部の「ホーム」タブを開き、右側にある「Σ(オートSUM)」をクリックします。
クリックすると、選択範囲の合計が自動で計算され、下のセルに結果が表示される仕組みです。売上合計や数量集計など、日常業務で最も使う場面が多い機能です。
AVERAGE関数|範囲の平均値をすぐに計算できる
AVERAGE(アベレージ)関数は、選択した数値の平均を求める機能です。まず平均を出したい数値のセルを全て選択します。次に「ホーム」タブの「Σ(オートSUM)」の右にある小さな▼をクリックし「平均」を選びます。
これにより選択した数値の平均が自動で表示される仕組みです。成績の平均点や月ごとの平均売上など、比較や傾向確認の際によく使われる機能です。
ROUND系関数|数値を四捨五入・切り上げ・切り捨てで整える
ROUND(ラウンド)関数は、数値の端数処理を自動で行い、業務で扱いやすい形に整えるための関数です。小数だけでなく、整数の桁数処理にも対応できるため、金額や数量の調整によく使われます。代表的な関数には以下があります。
- ROUND関数は、指定した桁数で四捨五入を行う。
- ROUNDDOWN関数は、指定した桁数で切り捨てを行う。
- ROUNDUP関数は、指定した桁数で切り上げを行う。
たとえば「=ROUND(A1,0)」と入力すると、小数点以下を四捨五入して整数に変換できます。「=ROUND(A1,-2)」とすれば、百の位で四捨五入することも可能です。請求金額の端数処理や、数量の丸め処理、集計データの桁調整など、正確な数値管理が求められる業務でよく使われる関数です。
COUNT関数|数値が入ったセル数をまとめて数える
COUNT(カウント)関数は、選んだ範囲の中から数値が入力されているセルだけを数える機能です。結果を表示したいセルをクリックし、画面上部の「ホーム」タブを開き、右側にある「オートSUM(Σ)」をクリックします。
表示された一覧から「数値の個数」を選び、数えたいセル範囲が点線で囲まれているかを確認してエンターを押すと答えが表示される仕組みです。売上件数や入力済みの数を確認する際に使われます。
COUNTA関数|空白以外のセル数を一括で数える
COUNTA(カウントエー)関数は、文字や数値が入力されている空白以外のセルをまとめて数える関数です。アンケートの回答数や入力済みデータの件数を確認したいときに役立ちます。結果を表示したいセルを選び、数式バー左の「fx」をクリックします。
関数の分類からCOUNTAを選択し、数えたいセル範囲を指定してOKを押すと、空白以外のセル数が自動で表示される仕組みです。回答数の確認や入力漏れチェックなどに使われます。
MAX・MIN関数|指定範囲から最大値・最小値を一度に取り出す
MAX・MIN(マックス・ミン)関数は、指定した範囲の中から最も大きい数値、最も小さい数値を自動で取り出す機能です。結果を出したいセルをクリックし「ホーム」タブの「オートSUM(Σ)」をクリックします。
「最大値」または「最小値」を選び、対象範囲を確認してエンターを押すと答えが表示される仕組みです。売上の最高額や最低額の確認などでよく使われます。
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【データ集計・売上分析編】よく使う関数4選
売上集計や条件付きの分析は、Excel業務のなかでも特に時間がかかりやすい作業です。ただし、関数の考え方と専用機能を正しく使えば、複雑な計算をせずに結果を出せます。ここでは、データ集計や売上分析に活用できる関数について解説します。
IF|条件に応じて結果を切り替える
IF(イフ)は、指定した条件が正しいかどうかを判定し、その結果によって表示内容を切り替えるための関数です。「もし〇〇なら△△、そうでなければ◇◇」という判断を自動化できます。
基本構文は「=IF(条件, 正しい場合の結果, 間違っている場合の結果)」です。たとえば「=IF(A1>=80,”合格”,”不合格”)」と入力すると、A1の数値が80以上なら「合格」、それ以外は「不合格」と表示されます。
売上目標の達成判定、評価ランクの自動表示、進捗管理の判定など、条件分岐が必要な業務で幅広く使われる関数です。
SUMIF・SUMIFS|条件で絞った合計を出す
SUMIF(サムイフ)は1つの条件、SUMIFS(サムイフズ)は2つの条件以上で合計を出すための関数です。結果を表示したいセルを選び、数式バー左の「fx」をクリックします。関数の分類で「数学/三角」を選び、SUMIFまたはSUMIFSを選択します。
画面の指示通りに条件範囲、条件、合計範囲を順に指定すると、条件に一致した行だけの合計結果がそのセルに表示される仕組みです。条件別の数値集計などで使われます。
COUNTIF・COUNTIFS|条件を満たす件数を数える
COUNTIF(カウントイフ)は1つの条件、COUNTIFS(カウントイフズ)は2つの条件以上で件数を数える関数です。結果を表示したいセルを選び、数式バー左の「fx」をクリックします。関数の分類でCOUNTIF・COUNTIFSのいずれかを選び、条件範囲と条件を順に指定すると、条件に位置する行の件数がセルに表示される仕組みです。
進捗数や該当件数を確認する際に使われます。
AVERAGEIF・AVERAGEIFS|条件で絞った平均を求める
AVERAGEIF(アベレージイフ)は1つの条件、AVERAGEIFS(アベレージイフズ)は2つの条件以上で平均を出す関数です。結果を表示したいセルを選び、数式バー左の「fx」をクリックします。関数一覧からAVERAGEIF・AVERAGEIFSのいずれかを選び、条件範囲と平均範囲を順に指定します。
これにより、条件に一致するデータだけの平均値が表示される仕組みです。担当者別の平均売上や、店舗別の平均来客数などを把握する場面で使われます。
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【データ検索・参照編】よく使う関数3選
一覧表や別シートから必要な情報を探して表示する作業は、Excelを使った業務で頻繁に発生します。ここでは、データ検索でよく使われる基本関数について解説します。
VLOOKUP|縦方向にデータを検索して取り出す
VLOOKUP(ブイルックアップ)は、一覧表から探したい値を見つけ、その行にある名前や金額などを表示する関数です。結果を出したいセルを選び、数式バー左の「fx」をクリックし、VLOOKUPを選択します。検索したい値、一覧表の範囲、表示したい項目の列を順に指定すると結果が表示される仕組みです。
従業員IDから氏名、商品コードから価格を出すような業務で使われます。
XLOOKUP|柔軟に値を検索・抽出する
XLOOKUP(エックスルックアップ)は、一覧表のどこにあっても指定した値を探し、対応する名前や金額を表示できる関数です。結果を出したいセルを選び「fx」をクリックしてXLOOKUPを選択します。
その後、最初に探したい値、その値が入っている列、最後に表示したい列を順に指定します。これにより検索値に一致する行の情報が自動で表示される仕組みです。
INDEX・MATCH|位置を指定してデータを取り出す
INDEX(インデックス)・MATCH(マッチ)は「どこにあるか」と「その中身は何か」を分けて考えて取り出す方法です。MATCHで探したい値が表の何番目にあるかを確認し、その位置番号をINDEXに渡すことで、対応するセルの内容を表示させる仕組みです。
まずは「fx」をクリックしてMATCHで位置を指定し、その結果をそのままINDEXの行番号として使います。すると、同じ行にある別の項目の内容が自動で表示されます。列順が変わる名簿管理や商品マスタ参照などで使われる機能です。
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【文字操作・日付処理編】よく使う関数3選
氏名や住所の整理、日付計算などはミスが起きやすい作業です。文字操作や日付処理の関数を使うことで、表の形を崩さずに必要な情報だけを自動で整えられます。ここでは、文字操作・日付処理に関する関数の作業手順について解説します。
TEXTJOIN|複数の文字を区切り付きでまとめる
TEXTJOIN(テキストジョイン)は、複数のセルに分かれた文字を1つにまとめて表示する関数です。結果を表示したいセルを選び「fx」をクリックしてTEXTJOINを選びます。「テキスト」で結合したいセルを選ぶと、空白を除いて一行にまとめて表示される仕組みです。氏名や住所、商品コードの結合に使われます。
FIND・SEARCH|文字列の中の位置を調べて必要部分を探す
FINDとSEARCH(ファインド・サーチ)は、文章の中で特定の文字が何文字目にあるかを調べる関数です。結果を表示したいセルを選び「fx」をクリックし、SEARCHまたはFINDを選択します。
探したい文字と対象セルを指定すると、見つかった位置が数値で表示される仕組みです。FINDが大文字・小文字を区別するのに対し、SEARCHは区別しません。品番の一部抽出やメールアドレスの整理などで使われます。
NETWORKDAYS|営業日数を自動で計算する
NETWORKDAYS(ネットワークデイズ)は、開始日から終了日までの営業日数を自動で数える関数です。結果を表示したいセルを選び「fx」からNETWORKDAYSを選択し、開始日と終了日を指定します。
指定後にOKをクリックすると土日を除いた営業日数が表示されます。祝日リストを指定すればさらに正確な数値を計算できる仕組みです。納期計算や工数管理、勤怠集計で使われます。
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Excel関数を活用すれば、集計や検索、日付計算といった作業を自動化でき、業務の正確性とスピードを大きく高められます。重要なのは、ただ関数を暗記するのではなく、自分の業務でどこを効率化したいかを整理することです。日々の作業内容や扱うデータを思い浮かべながら、必要な関数から段階的に使っていくと、実務でも無理なく身につきます。
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