MOS資格

MOS資格の受験料は高い?バージョンごと料金一覧・学割の使い方も紹介

MOS資格は科目やレベル、バージョンが複数設けられているため、複雑に感じる人も少なくありません。自分が受験する資格について、どれほどの受験料が必要になるか分からない人もいるのではないでしょうか。

本記事では、MOS資格の受験料について解説します。受験料がお得になる「学割」についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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MOS資格の科目・バージョン・レベル

まずは、2024年2月現在におけるMOS資格の概要を理解しましょう。MOS資格の科目・バージョン・レベルについて、それぞれ詳しく解説します。

科目は5種類

MOS資格は、Office製品ごとに科目が用意されています。用意されている科目は、以下の5種類です。

  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • Access
  • Outlook

バージョンは3種類

MOS資格を受験する際は、以下の3種類のバージョンのいずれかを選びます。

  • MOS365
  • MOS2019
  • MOS2016

科目は同じでも、受験するバージョンが変われば試験の内容も変わるので、注意しましょう。なお、サポート切れになると資格取得の効果が薄れます。特別な理由がなければ、最新バージョン(2024年4月時点ではMOS 365)の受験が有効です。

レベルは2種類

選択した科目とバージョンについて、どのレベルで受験するか決めましょう。MOS資格のレベルは以下の2種類です。

  • 一般レベル(スペシャリスト)
  • 上級レベル(エキスパート)

一般レベルと比較して、上級レベルの方がより高度な知識とスキルが要求されます。

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バージョン別に見るMOS資格の受験料

MOS資格は、選ぶバージョンによって受験できる科目が変わります。全てのバージョンを受験できる科目は、Word・Excel・PowerPointのみです。ここからは、MOS資格の受験料をバージョン別に解説します。

※参考:受験料・価格|Microsoft Office Specialist

MOS 365バージョンの受験料

MOS 365バージョンの受験料は、以下の通りです。

科目レベル受験料(通常価格)受験料(学割価格)
Word一般10,780円8,580円
上級12,980円10,780円
Excel一般10,780円8,580円
上級12,980円10,780円
PowerPoint一般10,780円8,580円

MOS 2019バージョンの受験料

MOS 2019バージョンの受験料は、以下の通りです。

科目レベル受験料(通常価格)受験料(学割価格)
Word一般10,780円8,580円
上級12,980円10,780円
Excel一般10,780円8,580円
上級12,980円10,780円
PowerPoint一般10,780円8,580円
Access上級12,980円10,780円
Outlook一般10,780円8,580円

MOS 2016バージョンの受験料

MOS 2016バージョンの受験料は、以下の通りです。

科目 レベル 受験料(通常価格) 受験料(学割価格)
Word 一般 10,780円 8,580円
上級 12,980円 10,780円
Excel 一般 10,780円 8,580円
上級 12,980円 10,780円
PowerPoint 一般 10,780円 8,580円
Access 上級 12,980円 10,780円
Outlook 一般 10,780円 8,580円

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MOS資格の受験料を把握するポイント

MOS資格の受験料を把握するポイントについて解説します。受験するレベルによって、受験料は変わります。

レベルが上がると受験料も上がる

MOS資格の受験料は、受験するレベルによって決まるため、レベルさえ決まれば簡単に受験料を確認できます。
2024年4月時点で、一般レベルの受験料は10,780円で、上級レベルの受験料は12,980円です。一般レベルよりも上級レベルは受験料が高く、レベル間の差額は2,200円です。

科目・バージョンは受験料には影響なし

MOS資格では、科目やバージョンは受験料に影響しません。受験するレベルを決めれば受験料が決まります。ただし、選ぶ科目やバージョンによっては、受験したいレベルが用意されていない場合があります。

学割で受験料がお得になる

学割を使えると、お得にMOS資格を受験可能です。学割は一般レベル・上級レベルのどちらでも適用でき、いずれも通常価格より2,200円分受験料が安くなります。MOS資格の受験料は1万円前後です。学生にとっては大きな出費と考えられるため、学割を活用して受験しましょう。

全国一斉試験でMOS資格の受験料を払う方法

MOS資格の受験方法には、全国一斉試験と随時受験があります。全国一斉試験を受験する際には、受験料をクレジットカードまたは受験チケットで支払う方法が一般的です。

クレジットカードで支払う

全国一斉試験は、インターネットでのみ申し込みを受け付けています。申し込む際にクレジットカード払いの手続きをしてください。全国一斉試験は受験日ごとに申込期間が設定されています。受験日のおよそ1か月前に締め切られるので、遅れないように申し込みましょう。

受験チケットで支払う

MOS資格の受験料は、受験チケットで支払うことも可能です。ただし、受験チケットは個人向けには販売されておらず、企業・教育機関単位での受験でのみ使用されます。受験チケットを使用して申し込む際は、申込フォームに受験チケット番号を入力してください。

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MOS資格を学割で受験する手順

MOS資格を学割で受験する手順を解説します。申し込み時に申請しないと学割が適用されないため注意してください。

1.学割の対象者を調べる

まずは学割の対象者を調べ、自分が該当するか確認してください。公式サイトに記載のある学割対象者は以下の通りです。

  • 小学校、中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院、高等専門学校、専修学校、専門学校ほか、当社の認める学校に在籍する児童・生徒・学生
  • 予備校生(本科生、学割証の発行される予備校生)
  • 各種学校で1年以上の連続した就学期間による授業が定められたコースに通う学生(学割証の発行される学生)
  • 盲学校、聾学校、養護学校に在籍している児童・生徒・学生
  • 防衛医科大学校、気象大学校、海上保安大学校、航空保安大学校、水産大学校、航空大学校、・農業者大学校、海技大学校、職業能力開発総合大学校、各職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校、農業系の大学校・短期大学校、産業技術系の大学校に在籍している学生
  • 日本国外の学校に在籍していて、国際学生証(ISIC)を所持している生徒・学生

※引用:「学割」のご案内|Microsoft Office Specialist

2.学割で申し込む

学割を使用するときは、申し込む際に通学中の学校名を申告してください。受験当日は学生証または、発行から3か月以内の在学証明書を提示する必要があります。忘れずに会場に持参しましょう。学割で受験する人は、学生証や在学証明書などを忘れると受験できません。

3.学生証がない場合は他の身分証で対応する

学割の対象となっている小中学生には、学生証を持っていない人もいると考えられます。学生証がなければ、生年月日が記載された写真付きの身分証明書でも、代用可能です。パスポートやマイナンバーカードを、学生証代わりに提示しましょう。

写真付きの身分証明書を持っていない人は、生年月日と現住所を確認できる書類を用意してください。公式サイトには、健康保険証や「その他政府系機関が発行する証明書で、生年月日・現住所が記載されているもの」で身分を証明できると記載があります。

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MOS資格の学割に関する注意点

学割は、MOS資格における唯一の割引です。MOS資格の学割を利用する際に気をつけたい注意点について解説します。

学割以外の割引はない

MOS資格に適用される割引は、学割のみです。かつてMOS資格には、無料受験・割引受験のキャンペーンがありました。しかし2024年4月現在、キャンペーンはすでに終了しています。

申し込み後の学割価格への変更は認められない

いったん一般価格で申し込むと、学割価格への変更は認められないため注意してください。受験当日に学生証を持参しても、申し込み時に学校名を申告していなければ、一般価格での受験となります。

MOS資格の受験料全般に関する注意点

MOS資格の受験料全般について、注意点を解説します。MOS資格はキャンセル料が払い戻されないため、計画的に申し込んでください。随時試験で申し込む際は、全国一斉試験と受験料の支払い方法が変わるため、注意しましょう。

キャンセルしても受験料は戻ってこない

MOS資格は受験日の変更やキャンセルができません。体調の都合でやむなく受験をあきらめる場合もありますが、理由を問わず受験料の払い戻しはないと理解しておきましょう。

随時試験の受験料支払い方法については試験会場に確認する

一斉試験とは異なり、随時試験はほぼ毎日開催されています。随時試験で申し込む際は、自分で直接試験会場に申し込みましょう。申し込み時に窓口で受験料の支払いについて確認し、対応してください。学割を使う場合も、窓口で伝えます。

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MOS資格の受験料を高いといわれる理由

MOS資格の受験料が高すぎるという意見は少なくありません。MOS資格を受験すると、通常価格では科目ごとに1万円を超える受験料が発生します。複数の科目を受ける人は、科目の分受験料がかかります。

しかし、MOS資格はMicrosoft公認の世界に通用する資格です。高額な受験料を支払っても、取得する価値は十分にあるでしょう。受験料を無駄にしないように、しっかり勉強して受験してください。

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まとめ

MOS資格の受験料はレベルにより変わります。一般レベルの受験料は10,780円で、上級レベルの受験料は12,980円です。学割を使うと受験料が安くなるので、該当する人は使用して受験しましょう。

そして、MOS資格の取得をより確実なものにしたいのであれば、パソコン教室の利用がおすすめです。ISAパソコン教室では、日本マイクロソフト株式会社が1年に1社選ぶLearning Awardを3度も受賞しており、MOS資格取得専用コースも用意しています。教室にいる講師は当社の従業員なので、質のよい講義には定評があります。

MOS資格の取得を目指す人は、ぜひISAパソコン教室をご検討ください。

ABOUT ME
石井麻美
パソコン教室ISA講師の講師です。 主にOffice系(Word Excel Access PowerPoint)やVBAの授業を担当しています。 Microsoft Office Specialist VBAスタンダードクラウン 資格取得済
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